第4回本郷新記念札幌彫刻賞 作品募集

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開催概要

札幌芸術の森美術館中庭に3年間設置する作品を全国公募します。

札幌出身の彫刻家本郷新(1905-1980)は、彫刻の公共性・社会性を重視し、全国に数多くのモニュメントを設置しました。

その功績を記念するとともに、自分を越えて多くの若い彫刻家が育ってほしいという願いを受け継ぎ、札幌市と本郷新記念札幌彫刻美術館は、50歳未満の彫刻家を対象として、多くの人の目に触れる場所に作品を設置する機会を提供しています。

この賞の3回目までは「大通交流拠点地下広場」に受賞作品を展示してきましたが、今回は、より広いスペースに多様な表現が可能な屋外空間に設置場所を移し、実施します。

1mほどの積雪も含め、移り変わる季節のなかで、設置場所やいまという時代と響き合う作品をぜひご応募ください。

募集パンフレット(PDF:1.13MB)

募集要項(PDF:564KB)

作品募集イメージ
募集要項

応募資格

  • 国内在住で、2023年9月3日時点で50歳未満の方。国籍は問いません。
  • グループでも構いません(ただし、全メンバーが50歳未満で構成)。

設置場所

札幌芸術の森美術館中庭(札幌市南区芸術の森2丁目)

札幌芸術の森美術館は札幌市の郊外に1990年に開館しました。豊かな自然のなかに74点の彫刻を展示する野外美術館を併設するとともに、多彩な展覧会を開催し、さまざまな関心をもった幅広い年齢の方々が訪れる、札幌における文化芸術のひとつの拠点になっています。その中庭は、エントランスロビーから展示室に通じる渡り廊下に面しており、美術館を訪れた方が必ず目にする場所です。このタイル張りの壁とガラス面に囲まれた屋外スペースを生かして、これまでも多くのアーティストが作品を展開してきました。

設置場所イメージ

設置期間

2024年5月中旬~2027年4月末(予定)

本郷新記念札幌彫刻賞 100万円
(別途、受賞記念展作品制作費 50万円を支給します。)

選考委員

  • 酒井忠康(世田谷美術館館長)
  • 建畠 晢(埼玉県立近代美術館館長、草間彌生美術館館長)
  • 植松奎二(彫刻家)
  • 阿部典英(美術家)
  • 佐藤友哉(美術評論家、前札幌芸術の森美術館館長)
  • 吉崎元章(本郷新記念札幌彫刻美術館館長)

賞全体の流れ

  • 応募資料提出
    2023年9月3日(日)必着
    送付または直接持込。事前に応募料振込が必要
  • 選考
    2023年9月中旬
  • 結果公表・通知
    2023年9月中旬(予定)
  • 授賞式
    2023年10月
    授賞式の来札時に搬入・設置等の打合を実施
  • 作品搬入・設置作業
    2024年5月中旬(予定)
  • 作品展示
    2024年5月中旬~2027年4月末(予定)
  • 受賞記念展
    2024年秋(3ヶ月程度)
    本郷新記念札幌彫刻美術館にて開催

主催

札幌市、本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市芸術文化財団)

協力

札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)

募集作品規格

※当規格に適していない場合は、選考の対象外とします。

  • 作品は未発表の立体作品に限ります。
    また、作品の中に第三者が著作権等の権利を有している著作物等を使用していないものとします。
サイズ、重量等
  • 中庭の敷地(幅23.2m×奥行11.6m)内であれば、単体でも複数の要素で構成する作品でも構いません。
  • サイズ、重量は自由ですが、搬入口(高さ2.4m×幅1.9m)から搬入可能なものとします(現地組立可)。
  • 中庭に通じる荷解室と設置地面との高低差が約23cmあり、基本的に人力で搬入できるものとします(板等でスロープをつくることは可能)。
  • 壁やガラス面には接しないこととし、また、壁やガラス面を加工することはできません。
安全性・耐久性等
  • 素材は問いませんが、3年間の展示期間中、雨、風、直射日光、積雪など屋外の環境に耐える堅牢なものとします。
    特に、冬期間は1m近い積雪があるため、その対策を充分に取ってください。
    ただし、安全面等が確保できれば、経年変化をみせる表現でも構いません。
  • 中庭には、原則、鑑賞者は立ち入らせずに、渡り廊下からガラス越しで鑑賞することを予定しています。また、イベント等により鑑賞者が中庭に出て作品を間近で見る場合もあります。
  • 設置地面は明灰色の砂利敷になっています。固定等のために約15cmの深さまで堀り込むことが可能です(一部堀り込めない場所があります)。
  • 設置箇所の原状復旧が可能な固定方法にしてください。
  • 耐久性や固定方法については、応募者の提案に基づき主催者側で構造計算等を行って判断し、必要に応じて変更を依頼する場合があります。
  • 作品の設置に係る経費、及び現地までの作品輸送費、返却費用は札幌市が負担します。
    各方法等については協議のうえ決定するものとします。
  • 3年間の展示期間中のメンテナンスについては、別途協議するものとします。

応募方法

応募提出物
次のものを提出してください。
  • 応募票(指定様式1~4)(PDF:66KB)
    様式1:応募者基本情報
    様式2:応募作品の制作意図
    様式3:応募作品のイメージ図(模型等の写真を添付することも可能です。)
    様式4:これまで制作した作品(4点まで)
    • ※制作意図とイメージ図については、両方合わせてA4サイズ1枚の追加資料添付可。
  • 振込が確認できるものの写し
    • ※第1回~第3回は、書類による一次選考で選ばれた作品の模型提出による二次選考という二段階で選考を行ってきましたが、今回は1回の選考により、賞を決定します。
提出先
本郷新記念札幌彫刻美術館 本館
〒064-0954 札幌市中央区宮の森4条12丁目
電話 011-642-5709
提出締切
2023年9月3日(日)必着
送付、直接持込いずれでも可。
応募料
5,000円(1点につき)
〈振込先〉
北海道銀行真駒内支店 普通口座 口座番号 0037930
公益財団法人札幌市芸術文化財団
  • ※一度納入された応募料は返還できません。
  • ※振込手数料は応募者の負担となります。
選考結果の発表・通知
2023年9月中旬(予定)
プレス発表するとともに、本郷新記念札幌彫刻美術館のホームページ、SNSで公表します。
また、応募者には個別に通知いたします。
提出物の返却
応募書類は返却いたしません。
その他
  • 受賞作品は、指定の場所に約3年間無償で展示します。
  • 受賞作品の著作権については、受賞者に帰属します。ただし、主催者は受賞作品の画像、音声、動画を、本事業の広報および記録のために、印刷物、ホームページ、SNS、テレビ、ラジオ、新聞等に自由に使用することができるものとします。
  • 提出書類は、情報公開条例の定めるところにより、公開される場合があります。
  • 応募についての個人情報は、受付、管理、選考、各種連絡の目的以外には使用しませんが、受賞者の氏名、住所(市町村まで)、年齢は公表いたします。
  • 本要項のほか、必要と認める事項は、その都度主催者が定めるものとします。

現地下見

設置場所は有料空間内にあります。現地の下見を希望される方は、下記の方法にてお申し出ください。
なお、休館日、展示替え期間中、混雑時は対応できませんので、ご了承ください。

  • 本郷新記念札幌彫刻美術館にメールにて3日前までに希望日時を連絡
    Email:hongoshin_info@artpark.or.jp
  • 調整のうえ、メールにて返信します。
  • 当日、札幌芸術の森美術館の受付にて氏名を伝えて下見(開催中の展覧会はご覧いただけません)
これまでの
受賞作品

第1回本郷新記念札幌彫刻賞(2014年)

《凹みスタディ-琴似川北12条西20丁目-》
谷口顕一郎
  • 材質:アルミニウム板、ステンレス、鉄、H形鋼
  • 寸法:h.290×310×140cm
  • 制作年:2015年
  • 設置期間:2015年2月~2018年1月
受賞作品「凹みスタディ-琴似川北12条西20丁目-」の画像

第2回本郷新記念札幌彫刻賞(2017年)

《improvisation~うけとめるかたち》
加藤宏子
  • 材質:楮、鉄筋、石
  • 寸法:h.260×410×128cm
  • 制作年:2018年
  • 設置期間:2018年2月~2021年1月
受賞作品「improvisation~うけとめるかたち」の画像

第3回本郷新記念札幌彫刻賞(2020年)

《ザブーン》
高橋喜代史
  • 材質:鉄、塗料
  • 寸法:h.210×360×150cm
  • 制作年:2021年
  • 設置期間:2021年2月~2024年1月(予定)
受賞作品「ザブーン」の画像
本郷新賞

本郷新記念札幌彫刻賞の前身の賞。全国各地に数多くの彫刻を設置し、戦後日本のモニュメント彫刻を牽引した本郷新の半世紀にわたる業績を記念し、彫刻芸術の振興に寄与するために設けられ、1983年から2011年まで隔年で15回続いた。選考の前々年1月から前年12月までの2年間に、全国の広場、公園、街路、公共建築物等の常時鑑賞できる場所に設置された彫刻のなかから最も優れたものに授与。受賞作の制作者に、賞状及び賞金100万円を贈呈するとともに、札幌彫刻美術館において、その作家を紹介する展覧会を開催した。

〈歴代の選考委員〉
菊池一雄、桑原住雄、佐藤忠良、匠 秀夫、舟越保武、堀内正和、本間正義、柳原義達、吉田芳夫、陰里鐵郎、向井良吉、酒井忠康、國松明日香、澄川喜一、山本正道、建畠朔弥

所在地

〒064-0954
札幌市中央区宮の森4条12丁目

お問合わせ
メールから問い合わせる

TEL:011-642-5709

◎当館のイベント情報をお送りいたします。
ご希望の方は、お電話またはメールにてご連絡ください。

本郷新記念札幌彫刻美術館は、(公財)札幌市芸術文化財団が管理・運営しています。
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