トップページ本郷新について
本郷新は、戦後日本の具象彫刻を牽引した札幌生まれの彫刻家です。
東京高等工芸学校(現千葉大学工学部)工芸図案科工芸彫刻部で彫刻を学ぶとともに、高村光太郎に師事。ロダン、ブールデルなど西洋近代彫刻の影響を受けながら、写実を基盤とした造形を探究します。
1939(昭和14)年には山内壮夫、柳原義達、佐藤忠良、舟越保武ら気鋭の若手とともに新制作派協会(現新制作協会)彫刻部を創設。戦争という困難な時代状況のなかで制作に励み、1942(昭和17)年には彫刻論集『彫刻の美』を著しました。
彫刻の社会性、公共性を重要視した本郷は、戦後、モニュメンタルな野外彫刻の制作にとりわけ熱意を傾けました。1960年代以降、公共空間のなかの芸術に対する社会的な意識の高まりに伴って、本郷の彫刻は日本各地に次々と設置されました。
ダイナミックで力強い生命感にあふれる本郷の人体像は、たえず社会に目を向け、平和を希求した彫刻家の情熱を映すものであり、観る者に時代を経ても色褪せることのない感動を与えてくれます。
※年齢はその年の誕生日を迎える前の年齢です。
本郷新の主な作品を、解説と写真で年代順にご紹介します。
札幌彫刻美術館の周辺にも本郷新をはじめとする作家の野外彫刻が点在しています。ゆっくり歩いて3時間、気持ちのよい散策をどうぞ。
※7と8は、大倉山ジャンプ競技場内にあります。
※7番はリフトの左側、8番は売店やレストランのある棟の山側にあります。
2005年、本郷新の生誕100年を記念し、全国に点在する本郷新の野外彫刻の写真を一般募集しました。当館での審査の上、入賞作品は本ホームページ上と当館にて公開いたしました。ご応募ありがとうございました。
〒064-0954
札幌市中央区宮の森4条12丁目
TEL:011-642-5709
◎当館のイベント情報をお送りいたします。
ご希望の方は、お電話またはメールにてご連絡ください。
本郷新記念札幌彫刻美術館は、(公財)札幌市芸術文化財団が管理・運営しています。
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