トップページ美術館について
本郷新記念札幌彫刻美術館は、札幌市中央区宮の森の閑静な住宅街のなかにある小さな美術館です。戦後日本を代表する札幌生まれの彫刻家・本郷新(1905-1980)の彫刻・絵画など1,800点余りの作品を所蔵しています。
本館では、さまざまな視点から本郷新の芸術を紹介するコレクション展や、彫刻や立体造形に関する企画展を開催しています。
本館と隣接する記念館は、かつて本郷新がアトリエ・ギャラリーとして建てた邸宅です。本郷新の彫刻・絵画作品のほか、全国各地に設置された本郷新の野外彫刻の石膏原型、制作道具や家具類を常設展示しており、かつての邸宅の雰囲気を味わいながら、本郷の彫刻とその制作の息吹にふれることができます。2階の窓からは札幌市街の眺望を楽しむことができます。
本郷は、東京都世田谷区のアトリエを拠点に制作活動を続ける傍ら、小樽市の春香山にもアトリエを構えていましたが、1977(昭和52)年、春香山に代わり生地である札幌市の宮の森に新たにアトリエを建てました。その後まもなく闘病生活を強いられることになり、1980(昭和55)年、肺がんにより74歳で他界します。
本郷の没後、このアトリエと共に400点を超える彫刻作品と700点に及ぶ油彩、デッサン、版画などを遺族から譲り受け、この建物を記念館と位置づけ、隣接地に本館を建設し、札幌彫刻美術館として1981(昭和56)年に開館しました[2007(平成19)年より財団法人札幌市芸術文化財団の運営となり、「本郷新記念札彫刻美術館」と改称]。
本館で入場券をお求めのうえ、ご入場ください。
本館展示室、研修室、屋外スペース(庭園)を有料にて展示等にご利用いただけます。
詳細は美術館までお問い合わせください。
【お問合わせ】TEL:011-642-5709 / Email:hongoshin_info@artpark.or.jp
開館40年を記念して開催した、美術館のあゆみをたどるパネル展のデータをご覧いただけます。
本郷新記念札幌彫刻美術館では、次代を担う子どもの豊かな感性を育む事業や、市民のさらなる芸術活動につながる講座などを開催しています。
また、近隣の小中学校をはじめとする学校の授業に積極的に協力しています。図工・美術を中心とした鑑賞教育や、社会科や総合的な学習の時間を通じて美術館で働く人の仕事や地域における美術館の役割などを学ぶ場として連携事業を実施しています。
【お問合わせ】
TEL:011-642-5709/
Email:hongoshin_info@artpark.or.jp
札幌市の小学校および特別支援学校小学部5年生を学校単位で美術館に招待し、彫刻を中心とした作品の鑑賞およびそれを踏まえた造形の充実した活動に取り組む機会を提供します。美術館と学校が一体となって、学びの充実を図るとともに、子どもたちの文化芸術を愛好する心情と豊かな情操を養う事業です。学校は、対話による作品鑑賞とワークシートを組み合わせた「彫美・鑑賞コース」と粘土による造形(ひもづくり)に重きを置いた「彫美・表現コース」のいずれかを選択できます。
主催:本郷新記念札幌彫刻美術館、札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)
助成:札幌市
協力:札幌市教育委員会
はじめに、学芸員やボランティアスタッフのサポートを受けながら、ひとつの作品をみんなでよく見て話し合い、作品に対する理解を深めます。それから各自で好きな作品を選び、見て気がついた表現や心で感じたことを「はっけん!カード」に記入します。
「本館」では彫刻や立体造形に関する特別展を、「記念館」では彫刻家本郷新の彫刻・絵画作品などを鑑賞することができます。
学校における総合的な学習の時間や社会科の授業、部活動での活動などに協力しています。近隣の小学校は総合的な時間を使った授業で来館しているほか、市内外の小中学校の校外学習や職場体験、団体観覧などを受け入れています。
また、大学での調査、研究等にも積極的に協力し、インターンシップも受け入れています。
このほか、ボランティア活動も受け入れており、屋外彫刻清掃等をボランティアで行っています。
彫美連続講座
多彩なテーマで彫刻の見方・楽しみ方を学ぶ連続講座を開催しています。全回の受講を通じて、テーマを掘り下げ、芸術鑑賞の幅を広げます。
造形教室
講師の指導を受け、彫刻や立体作品の制作等を体験します。夏休み、冬休み期間には子ども向け造形教室を実施しています。また、大人向け造形教室も年2回程度実施しています。
記念館2階の本郷新や彫刻に関する図書を自由に閲覧できるコーナーです。本郷新の作品とともに、かつて本人が使用していたテーブルや椅子を配し、ゆっくりと過ごすことができます。
学芸員資格の取得をめざす方のために博物館法施行規則第1条に定められた博物館実習を下記により行います。
実施期間等、詳細は電話にてお問い合わせください。
1 実施期間
大学並びに学生と美術館とが協議の上定めた任意の期間5日間以上、総計30~45時間以上
【例】1.5時間×4限×5日間=30時間
2 実習内容
資料の登録・整理、資料の取り扱い、企画展の準備補助、掲示物製作、展示・撤収作業、展示記録の作成、広報物製作・発送作業、教育普及活動補助、調査研究の補助、他館見学等。その他、美術館の運営に関わる諸業務。
3 対象者
大学、短期大学において、博物館法施行規則第1条に規定された学芸員資格取得のために必要な科目の単位を取得済み、または取得見込みの方。
4 経費
受講料は必要ありません。
交通費・教材費・その他必要経費は、すべて実習生本人または所属大学の負担とします。
文部科学省が示すガイドラインに則し、実習生本人または所属大学が対物・対人保険に予め加入して臨むようにしてください。
5 その他
印鑑を持参してください。
軽作業を伴うので服装は軽装とし、窓口業務時などに不快感を与えないものにしてください。
昼食は事務室内の自席等で時間内に済ませてください。
6 受け入れ実績
札幌市立大学、北海道教育大学、北海道大学、札幌大学、北翔大学、中央大学
お申込み・お問い合わせ先
本郷新記念札幌彫刻美術館
〒064-0954 札幌市中央区宮の森4条12丁目
電話:011-642-5709 FAX:011-616-0900
〒064-0954
札幌市中央区宮の森4条12丁目
TEL:011-642-5709
◎当館のイベント情報をお送りいたします。
ご希望の方は、お電話またはメールにてご連絡ください。
本郷新記念札幌彫刻美術館は、(公財)札幌市芸術文化財団が管理・運営しています。
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