彫美連続講座2023 野外美術館をつくったころ
- 日時
- 2023年11月25日(土)
事前申込制 - 日時
- 2023年11月25日(土)10:30~12:00(開場10:00)
- 会場
- SCARTSスタジオ(札幌市民交流プラザ2階)
札幌市中央区北1条西1丁目(地下鉄大通駅30番出口から西2丁目地下歩道より直結。徒歩2分) - 料金
- 500円
- 定員
- 会場聴講80人※定員に達しました
オンライン聴講60人(いずれも事前申込制) - 申込方法
- ●会場聴講は定員に達しました
●オンライン聴講される方→
下記URLから申込
https://chobi20231125.peatix.com/
※申込にはPeatixの会員登録が必要です
※オンライン聴講は定員に達しない場合でも11月24日(金)12:00に締め切ります
※オンライン聴講をお申込みの方は、当日以外に1週間後まで録画配信をご覧いただけます - 講師
- 酒井忠康(世田谷美術館館長)
イベント概要
いまから37年前の1986(昭和61)年7月に札幌芸術の森野外美術館が開館しました。
札幌郊外の起伏に富んだ緑豊かな丘陵地に、日本の第一線で活躍する彫刻家たちがこの場所のために新たに制作した約50点もの彫刻が設置されたのです。他に例を見ないこの取り組みは、当時、国内外からも注目を集めました。さらにその後、1990年と1999年に拡張し、現在、7.5ヘクタールの敷地に63作家73点の彫刻を鑑賞することができます。
そのコンセプトづくりや作品選定、作品配置などを担ったのは、度重なり開かれた有識者による委員会ですが、そのなかで重要な役割を果たした一人に酒井忠康氏がいます。
このたび酒井氏をお招きし、札幌芸術の森野外美術館をつくっていたころのさまざまなお話をうかがうことにいたしました。昨今の彫刻を取り巻く社会的状況を踏まえつつ、当時を振り返りながら、これからのあり方についても考える機会になればと思います。
講師:酒井忠康(世田谷美術館館長)
1941年北海道生まれ。慶応大学文学部卒。1964年神奈川県立近代美術館に勤務。同美術館館長を経て、現在、世田谷美術館館長。1986、88年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、1989、91年サンパウロ・ビエンナーレ日本展示キュレーターなどを務める。幕末明治期の美術をテーマとした『海の鎖』『開化の浮世絵師清規』で注目され、その後、美術評論家として活躍。著書に『野の扉』『影の町』『時の橋』『遠い太鼓』(以上小沢書店)、『若林奮 犬になった彫刻家』『鞄に入れた本の話』(以上みすず書店)、「現代彫刻の世界」のサブタイトルをもつ『彫刻の庭』『魂の樹』『森の掟』『彫刻の絆』(以上小沢書店)『彫刻家への手紙』『彫刻家との対話』(以上未知谷)、『早世の天才画家』(中公新書)、また郷里の少年期を描いた童話集『海にかえる魚』(未知谷)などがある。近著に『遅れた花―私の写真ノート―』(クレヴィス)がある。
聞き手:吉崎元章(本郷新記念札幌彫刻美術館館長)